2022/11/21(月)~2022/11/24(木)に東京で開催された第60回燃焼シンポジウムに参加し,
多くのメンバーが研究成果を発表しました.
3年ぶりの対面開催で今回は内燃機関シンポジウムとの合同開催でした.
以下参加者です.
M1: Delfin Jerric Rojas, Karam Askarov
M2: Song Seung Min, 大黒 蒼
Research scholor: Qiang Wang
Staff: 藤田 修, 橋本 望, Guo Feng, 金野 佑亮
燃焼シンポジウムの会期中には「美しい炎」の写真展が毎回開催されております.
今回なんとM1のJerricさんが出展した作品「菊の炎」が最優秀賞を受賞しました.
おめでとうございます!
受賞作品は日本燃焼学会誌に一年間掲載していただけます.
解像度の高いきれいな画像は燃焼学会誌でお楽しみください.
ちなみに,オレンジ色をした「菊の炎」は,伝播管(アクリルパイプ)に封入した
「アンモニアと酸化剤の予混合気」が下方火炎伝播する様子を下側から撮影したものです.
燃料と酸化剤の予混合気を着火すると,静止雰囲気であっても常に平面や球面を
保ったまま伝播するのではなく,様々な不安定性が要因となり「菊の花」のように
たくさんの花弁が現れます(この火炎構造をセル状火炎と呼んだりします).
また,燃料と酸化剤の混合割合を調整して,火炎の伝播速度や諸物性値を変化させると
火炎面は「菊の炎」とは違った様子を見せてくれます.
当研究では,近年注目されているカーボンフリー燃料のアンモニア(NH3)を用いて,
燃焼器(ガスタービンやボイラー,ロケットエンジン等)での騒音発生や寿命低下を引き起こす
燃焼振動の発生メカニズムについて基礎燃焼学の立場から調査を行っております.